ガラク抜き赤緑ケッシグの考察

そうですね、世界選手権は赤緑ケッシグ勝利ってことで予想は当たってたんじゃないでしょうか
優勝した彌永選手のケッシグにはガラクが入っていないのに驚きですが、ここがどういう変化をもたらすのか考えていきましょう

まず、ミラーにはかなり弱くなると思います
特に長期戦になったときですね
アドバンテージに差が生まれますし、ガラクの-3能力は使い捨てでも圧倒的です
そういった長期戦にならないように2→4→6の動きがスムーズになるようマナ加速が多目に積んであります
太陽の宝球は色事故も防いでくれ、感電破の金属術達成も手助けしてくれるナイスなチョイスだったと思います
ですが、やはりミラー対決は少々厳しそうですね

次にコントロール耐性ですが、これも弱くなります
特に青黒に対してガラクの着地は勝利に最も近づくものですから、これないというのはただでさえ厳しい対コントロールが更に厳しくなるという感じです
ですが、サイドに秋の帳が4枚入っています
スラーンは入ってて然るべきものなんですが、ガラクが抜けたことによるコントロール耐性を秋の帳で埋めようといったところでしょうか
確かにサイドからガラクを積むのであれば、コントロール耐性という面では秋の帳を積んだ方が良さそうですね

最後にビート耐性ですが、ガラクが抜けたことにより入った赤いカード達のお陰で大幅上昇していますね
現在はビート環境で、かつミラクルが当たり前のように入っていますので火力を積むというのは正しい選択だと思います
もう一人のスタンダート全勝の赤緑ケッシグにもメインから電弧の痕跡が入っていますね

結果からしますと、ミラーとコントロールへの耐性を少し下げビート耐性を上げるというチューンは大成功でしたね
ですが、この先でガラクを抜くという選択が有効かというとそうではないと思います
今回の世界選手権に結果を受け、恐らくはケッシグとそれに対抗したデッキが増えるでしょう
その中でガラク抜きというチューンが通用するのかと言えば、はっきり言って厳しいと考えています
結果を踏まえ、合ったチューンをするということは現在の混沌としたメタ環境では必要不可欠なことです
同じデッキを使うと考えている方は思考停止せず、上記の耐性の変化というのを理解して使っていただきたいものです

長文になりましたが、最後に彌永選手優勝おめでとうございますという賛辞を送らさせていただき、締めたいと思います


ではではー